中学読書おすすめ本(小説)

 中学読書おすすめ本(歴史)

 中学読書おすすめ本(評論文)

 中学読書おすすめ本(古文・古典)




 中学読書おすすめ本(小説)

 中学の時に読書をする小説としては,面白い本を読むことをおすすめします。

 難しい本,分かりづらい本を読んで,読書が嫌いになってしまうのではなく,面白い小説を読んで読書が好きになることが一番です。

1 「三国志」

 「読書マニア」とか,「歴史小説マニア」とかの人はいますが,1つの小説のマニアというのは,「三国志マニア」ぐらいですよね。

 なぜ,それだけ,三国志という一編の小説が年狂的なマニアを生むかというと,面白いからです。

 三国志というと,吉川英治のものが有名ですけど,中学生には,ちょっと量が多いし,人名がたくさん出てきてフリガナがついてないので,ちょっと難しそうです。

 そんなわけで,中学生には,この上中下の3巻の「三国志」がおすすめです。

  

 3巻でも,三国志の主要な部分は掲載されていますし,人名・地名にフリガナがついているので,おそらく,中学生のみなさんが読んでも,途中で挫折することはないと思います。

 吉川英治の三国志を中学生のみなさんが読むと,人によっては,分量が多すぎたり人名や地名が多すぎて,途中で挫折してしまうかもしれません。

 「挫折しない三国志」ということで,大人で,三国志を読んだことがないけれども,1回読んでみたい,という人にもおすすめです。

 僕は,中学時代には三国志を読んだことがなくて,高校時代に吉川英治の三国志を読んだのですが,その後,大人になってから,この上中下3巻の三国志を読み直しました。

2.「西遊記」

 「西遊記」も,中学生のおすすめ本です。

 これも,この3巻がおすすめです。


  

 僕も中学時代に「西遊記」を読みました。僕は,平凡社の上下2巻のものを読んだのですが,厚くてちょっと読みづらかったので,こちらをおすすめします。

 なお,中国三大古典小説といえば,「三国志」「西遊記」「水滸伝」なのですが,「水滸伝」はおすすめしません。

 盗賊が財宝を奪ったり人を殺したりという小説で,ちょっと深みが足りないかなという感じです。

 役人に庶民が苦しめられたという時代背景の中で,役人を懲らしめる盗賊の姿を描いた小説ということで,「水滸伝」が人気を博したということなのでしょうが,ちょっと僕には共感するところは少ない感じです。


3.夏目漱石「坊っちゃん」

 なんといっても,夏目漱石,それも,坊っちゃんは,中学生の読書としては,おすすめの本です。

 息をつかせないスピーディーな展開で,まさに,ザ・小説,という感じです。

 いろんな出版社から出ていますが,これも中学生向けのフォーマットのこれがおすすめです。




4.芥川龍之介「羅生門・杜子春」






5.太宰治「走れメロス・富嶽百景」





6.「シェイクスピア物語」

 シェイクスピアは知らなくても,「ハムレット」「オセロー」「ロミオとジュリエット」という名前は聞いたことがあると思います。

 でも,読んだことがあるという人は,大人でも少ないのが実際です。

 なぜかというと,シェイクスピアの本は,戯曲だからです。つまり,芝居の脚本ですね。

 戯曲は読みづらいので,シェイクスピアの作品を読んだことがあるという人は少ないと思います。

 そのシェイクスピアの戯曲を小説に書き直したのが,「シェイクスピア物語」です。



 この1冊を読めば,シェイクスピアの世界を味わうことができます。

 シェイクスピアは他人のねたみとか裏切りをテーマにした作品が多いのですが,そういう悲劇も,自分の思考を深めるという点で役に立つと思います。




 中学読書おすすめ本(歴史)
1.「ものがたり宗教史」


 歴史は、よほどいい先生に巡り会えば歴史の面白さを実感することができると思いますが、そうでないと,ただの暗記科目、ということになってしまいます。
 いい先生に巡りあえないのであれば、自分で歴史の本を読むしかありません。
 この本は、高校の歴史の先生が書いたもので、世界史の中で大きな役割を果たしている宗教の歴史について、わかりやすく、しかも新書1冊というコンパクトに書かれています。
 中学生でも十分に読むことができる本です。




 中学読書おすすめ本(評論文)


 高校入試国語でも、大学入試国語でも、現代文では、「小説」と「評論文」が出題されます。

 小説は、筋を追っていけば理解できます。

 でも、評論文は、著者の思考過程を追う必要があり、小説で筋を負うよりも難しいので、評論分を苦手にする受験生は多いのが実際のところです。

 そのため、「読みやすい評論文」に、ふだんから親しむことが大事です。

1.「日本語のニュアンス練習帳」

 評論文は難しい、という定説を崩すような、わかりやすい評論文です。

 例えば、

 「一億円という大金」
 「一億円といった大金」

 で、ニュアンスがどう違うの?

というようなテーマを扱っています。

 


 この本が出版されたのは、2014年7月です。そのため、ここ数年のうちに、この本から高校入試の問題が出題されることがけっこうあるのではないかと思います。




 中学読書おすすめ本(古文・古典)

 古文、つまり、日本の古典小説というのはとっつきづらい、という人がけっこういます。

 でも、「桃太郎」も、「竹取物語」も、日本の古典小説です。

 古文・古典というのは、要するに、「日本むかしばなし」なんだと思えば、親しみのわく文学ということがわかると思います。


1.「今昔ものがたり」「宇治拾遺ものがたり」

 中学生にもわかるようもとの文を書き直したものです。

 古文に親しむには、ちょうどいい文献だと思います。


 


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